セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が、ケガから復帰した日本代表MF旗手怜央について語った。
現在26歳の旗手は、現地時間10月25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節のアトレティコ・マドリード戦(△ 2-2)に先発出場したものの、試合開始直後に右ハムストリングを負傷して前半7分に途中交代。以降は戦線を離脱していた。
だが、1月2日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第22節のセント・ミレン戦(○ 3-0)でベンチ入りすると、後半終盤の71分に途中出場して復帰を果たした。
ロジャーズ監督は、セント・ミレン戦後に旗手と熱い抱擁を交わし、復帰を祝った。また、スコットランドのタブロイド紙『デイリー・レコード』は、同監督の旗手に対するコメントを次のように紹介している。
「ピッチに戻れたことで、レオがかなり感慨深げだったのが分かるだろう」
「レオは多くのハードワークをこなしてきたんだ。我々にとって、大きな大きな選手だ。これからプレータイムを伸ばして、万全のコンディションになるよう願っているよ。完璧な状態になれば、シーズン後半戦で絶大な影響を与えてくれるからね」
なお、旗手はAFCアジアカップ2023を戦う日本代表のメンバーにも選ばれている。同大会はカタールで開催され、現地時間1月12日に開幕を迎える。日本代表が2月10日に行われる決勝まで勝ち進めば、セルティックにとっては旗手を長期間起用できないことになる。だが、複数ポジションを高いレベルでこなすことのできる旗手の復帰は、2011年以来3大会ぶり5回目の優勝を狙う日本代表にとって間違いなくプラス材料となる。