経済3団体が5日開いた新年祝賀会では、大手企業のトップから今春闘での具体的な賃上げ率への言及が相次いだ。三井不動産の植田俊社長が、基本給を一律に引き上げるベースアップ（ベア）と成績に基づく昇給を含め、平均10％程度と明言。同社では前例がない引き上げ幅になる。ローソンの竹増貞信社長は、ベアを含め5％を超えるとの方針を示した。
三井不動産は、約2千人の正社員が対象。2023年度は平均5％程度だった。正社員以外の契約社員の収入も引き上げる考えだという。
植田氏は「人材は会社の財産。頑張ってもらえるのではないか」と期待を語った。
