〈1.1大震災〉新湊高ナインも汗 「地域に恩返し」倒壊ブロック運ぶ

地震で崩れたブロックを運ぶ新湊高の野球部員=射水市小島

 射水市では6日、新湊高野球部の選手やマネジャーら約40人が地震で崩れたブロック塀の撤去作業に汗を流した。市内での災害ボランティアによる作業は7日以降に本格化する予定で、いち早い復興につなげる。

 被災した民家などを見た部員が「いつも支えてくださる地域に恩返ししたい」と話し合い、顧問と相談して、災害ボランティアに登録した。

 部員らは6日、同市小島の民家を訪れ、協力しながら、崩れ落ちた重いブロックを慎重に運んだ。ボランティアを依頼した前田進さん(75)は「体が悪く、処理に困っていたので、本当にありがたい」と喜んだ。

 塚原地区でも作業に当たり、釣谷陽哉主将(17)は「ブロックが重くて運ぶのが大変だったが、地域の役に立つことができて良かった」と振り返った。

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