本県が日本一の生産量を誇る冬の桜「啓翁桜」をPRしようと、「さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーン」が6日、山形市中心部のホテルや観光施設でスタートした。霞城セントラルで開かれたキックオフイベントでは女声コーラスが披露され、切り枝を100人にプレゼントした。
キャンペーンは2月12日まで。ホテルレストランなどは期間限定で桜にちなんだ食事などを提供する。施設内に啓翁桜を展示し、県内外の観光客らに一足早い春の雰囲気を届ける。
キックオフイベントは嚶鳴(おうめい)女声合唱団のステージ、啓翁桜を使った華道8流派の生け花作品展示があった。市ホテル協会の伊勢和正会長は「一番早い桜をたくさんの人にめでてほしい」とあいさつした。家族と訪れた山形大付属小4年の加藤織帆(しほ)さん(10)は「啓翁桜が特産とは知らなかった。春が来た感じがする」と笑顔を見せた。