マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)は5日、オーストラリアの航空会社格付けサイト「エアライン・レーティングス・ドットコム」が発表した2024年の「世界で最も安全なLCCトップ20」の1社に選出されたと発表した。
エアライン・レーティングスは、事故記録、機体年齢、国際民間航空機関(ICAO)による監査結果、欧州連合(EU)域内乗り入れ禁止航空会社リストなどを基に、世界のLCC385社を審査。今月3日に最も安全なLCCトップ20を発表した。
キャピタルAは昨年5月にも、エアライン・レーティングスによる「エアライン・エクセレンス・アワード」で、アジアのLCCとしてトップの座を獲得している。
キャピタルAの航空事業持ち株会社エアアジア・アビエーション・グループのボー・リンガム最高経営責任者(CEO)は、「常に最高の安全基準を維持するための世界的な基準として、国際航空運送協会(IATA)による国際的な運航安全監査プログラム(IOSA)の認証を航空会社グループ全体で継続的に取得するなど、強固な安全管理システムと研修に多額の投資を続けている」とコメント。「運航の信頼性において世界最高水準にあることが再び認められ感激している」と述べた。
キャピタルAの中長距離部門エアアジアXは13年に、タイの合弁会社で中長距離路線を運航するタイ・エアアジアXは18年にそれぞれIOSA認証を取得している。