成人の日を前にした7日、次世代型路面電車(LRT)の発着点であるJR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で、LRT開業後初の20歳を祝う式典が行われた。華やかな振り袖やスーツ姿の出席者は列車を背に記念撮影をするなどして門出を祝い合った。
栃木県宇都宮市の対象者は5495人で、式典は中学校区ごとの25会場で実施。ライトキューブ宇都宮には9中学校区の計1663人が集まり、再会を喜ぶ出席者たちでにぎわった。主催者や来賓から激励の言葉を受け、人生の節目に当たっての決意を新たにした。
列車に乗って会場へ来た同市下栗町、専門学校生稲葉隼輝(いなばしゅんき)さん(20)は「良い機会なのでLRTを利用した。4月から社会人。謙虚で誠実な大人を目指したい」と力強く話した。