【ベトナム】韓国コンビニ、越店舗数5年で9倍に[商業]

韓国GSリテールが展開するコンビニエンスストア「GS25」のベトナムでの店舗数が245店となり、同国に進出した2018年の26店舗から9倍を超える急拡大を見せている。ベトナム・インベストメント・レビュー(VIR)が8日伝えた。

南部ホーチミン市のベトナム1号店以降、急速に店舗数を増やした。トッポギ(餅の甘辛炒め)やフライドチキンなどのファストフードに加え、コーヒーや飲食スペースが好評で、売上高も伸びている。

インドの調査会社モルドール・インテリジェンスによると、ベトナムの小売市場規模は年率12.1%のペースで成長し、24年に2,763億7,000万米ドル(約39兆8,130億円)、29年に4,880億8,000万米ドルに達する見通しだ。

GSリテール以外にも、韓国系の小売店が足場を拡大している。大型スーパーマーケット「Eマート(イーマート)」は23年12月にベトナム3号店を開業し、25年までに7店舗目を出すことを目指している。

ロッテマート16店舗を抱えるロッテグループも、ベトナム事業を拡大。23年9月には、首都ハノイにショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイク・ハノイ」を開業した。

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