●岡山・総社市長と
能登半島地震の被災者を支援するため、登山家の野口健さんと岡山県総社市の片岡聡一市長は11日、七尾市役所に寝袋700個を届けた。低体温症による災害関連死が懸念される中、野口さんは「寝袋一つで助かる命がある。夜はぐっすりと寝て避難生活を乗り越えてほしい」と話した。
総社市は、野口さんが代表を務めるNPO法人「ピーク・エイド」(山梨県)と被災地支援で連携しており、4日から1万個を目標に新品の冬用寝袋を募っている。歌手ASKAさんも2千個の寝袋を寄せ、第1弾として七尾市に送った。
市役所で寝袋を受け取った茶谷義隆市長が謝意を伝え、片岡市長は「(2018年の)西日本豪雨時は全国から助けてもらった。能登復興まで支援を続けたい」と話した。11日午後には輪島市に寝袋を届ける。