死者222人に 能登町で1人増 住宅被害1万9183戸

安否不明者を探すため土砂をどかす重機=珠洲市仁江町

 石川県の15日午後2時時点の集計によると、能登半島地震による県内の死者は1人増え、222人となった。能登町で避難生活や環境変化などから体調が悪化して亡くなった「災害関連死」とみられる人が新たに確認された。関連死は計14人。住宅被害は同日午前の前回公表時から4110戸増の1万9183戸となった。

 市町別の死者数は珠洲市99人、輪島市88人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。このうち、災害関連死は珠洲市6人、能登町5人、輪島市3人となっている。負傷者は輪島、志賀、穴水の各市町で計9人増え、県内全体で1025人。

 住宅被害は金沢市が2596戸増の2600戸、中能登町が1200戸増の1254戸、志賀町が320戸増の2560戸。このほか、七尾市5452戸、羽咋市1217戸、内灘町1038戸、穴水町千戸などとなっている。被害が甚大だった輪島、珠洲両市の損傷の戸数は明らかになっていない。

 15日午後2時時点で連絡が取れない安否不明者として22人の氏名なども公表した。前回公表時から変わっていない。内訳は輪島市18人、珠洲市4人。

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