住宅被害2万1400戸 犠牲者の氏名、新たに20人公表

潰れた事務所から書類を探し出す男性=16日午前11時、珠洲市宝立町鵜飼

 石川県は16日、能登半島地震の犠牲者のうち、新たに20人の氏名や性別、年齢、住所の一部、死因を公表した。15日に公表した人と合わせて43人となる。

 県の午後2時時点の集計によると、県内の住宅被害は同日午前の前回公表時から597戸増えて2万1400戸となった。死者数は222人で変わっておらず、負傷者は7人増えて1036人となり、連絡が取れない安否不明者は4人減って22人となった。

 住宅被害は各市町で確認が進んだ。内訳は七尾市が6775戸、志賀町が2855戸、金沢市が2600戸、中能登町が1349戸、羽咋市が1217戸、内灘町が1095戸、穴水町が千戸などとなっている。

 安否不明者は輪島市が18人、珠洲市4人。市町別の死者数は珠洲市99人、輪島市88人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。

 

 
 

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