「水害支援の恩返しに」 能登半島地震被災地で給水活動 小山市が職員4人派遣

出発式で浅野市長(左)から激励を受ける派遣職員ら

 【小山】能登半島地震被災地の給水活動支援のため、市は16日、建設水道部の職員4人を石川県へ派遣した。市の仮設水槽を志賀町に搬入した後、1.8トンの給水車で17〜20日の4日間、国や自衛隊の給水車への補給などに当たる。

 市役所で行われた出発式には職員約100人が出席。浅野正富(あさのまさとみ)市長が「安全を確保し、勇気と責任感を持って被災者のために職務を全うしてほしい」と激励した。

 派遣職員リーダーの大手博之(おおてひろゆき)上下水道施設課係長(50)は「市内では(8年前の)関東東北豪雨で断水を経験し、多くの支援を頂いた。恩返しのつもりで精いっぱい活動し、小山市の名も広めたい」と述べた。

 派遣は日本水道協会県支部の第4次隊。栃木市の給水車とともに、現地で活動中の鹿沼、佐野両市職員の任務を引き継ぐ。

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