住宅被害2万8925戸に 犠牲者氏名、新たに21人公表 能登半島地震

雨が降る中、電気の復旧作業を急ぐ業者=18日午前9時半、珠洲市飯田町 

 石川県の18日午後2時までの集計によると、能登半島地震による県内の住宅被害は同日午前の前回公表時から973戸増の2万8925戸となった。死者は232人で変わらず、犠牲者のうち、新たに21人の氏名や性別、年齢、住所の一部、死因が公表された。すでに公表されている人と合わせて80人となる。重傷者は新たに輪島で6人、穴水町で1人が確認され、負傷者は計1055人となった。

 住宅被害は各市町で確認が進んだ。志賀町は430戸増の3285戸、金沢市は322戸増の2922戸、小松市は192戸増の1192戸などとなった。このほかの市町では、七尾市が7710戸、能登町が5千戸、中能登町が1601戸、羽咋市が1465戸、内灘町が1179戸、穴水町が千戸など。

 死者数の内訳は珠洲市99人、輪島市98人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。連絡が取れない安否不明者は珠洲市で1人減の4人、輪島市17人の計21人となった。

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