コスモスレディにおそろい新エプロン 砺波、100円うどん食堂

おそろいのエプロンを身につけるコスモスレディ=砺波市の栴檀山農村集落センター

 過疎化が進む中山間地の砺波市栴檀(せんだん)山地区で「100円うどん食堂」を運営する女性7人でつくる「コスモスレディ」に新しいエプロンが提供され、18日、お披露目された。愛らしいコスモスの絵柄をデザインしたおそろいのエプロンを身につけたメンバーは「地元のために頑張る」と声をそろえて張り切っている。

 エプロンと頭巾は青色をベースとして一部にピンク色でコスモスの絵柄と、英語とカタカナでコスモスレディと記されている。栴檀山自治振興会が県の中山間チャレンジ支援事業を活用して制作した。

 昨年3月に100円うどん食堂を始めた際に急ごしらえで用意した手製のエプロンが古くなったため、色とデザインを一新した。コスモスレディの苗代信子さん(81)=五谷=は「気分も一新し、みんなでがんばろうと思う」と笑顔を見せた。

 18日は栴檀山農村集落センターで開いた食堂には住民ら約50人が集まった。メンバーらが手弁当で用意した巻き寿司やおかずとのセットを100円で提供し、喜ばれた。同日は能登半島地震を受けて砺波署栴檀山駐在所の加藤裕信巡査長が講話し、災害に便乗する悪徳業者に注意を呼び掛けた。

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