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長崎県長崎市岩屋町の県立長崎工業高建築科の3年生6人が16日、同市出島町の国指定史跡「出島和蘭商館跡」にある「ミニ出島」の改修作業の一環で、柵の作り替えや建物の外装を塗り替えたりした。
ミニ出島は1920年代の出島を15分の1サイズで復元したもので、市が76年に設置。経年劣化が目立ってきたため、市が同校に協力を依頼し、3年生が2012年度から毎年、改修を続けている。
生徒6人は昨年4月から現地調査を始め、同9月から柵などの部品製作を開始。木製の柵をアルミの棒で補強したほか、はがれていた建物を黄緑や茶の塗料で塗り直したり、破損していた建物の軒先などを作り直したりした。
担当した同校出島班の川口空大班長(18)は「少しでも長崎に貢献したい。訪れた人にきれいなミニ出島を見てほしい」と話した。