平地30センチ予想 石川県内、警報級大雪の恐れ

雪が降る中、急ピッチで進む仮設住宅の建設=23日午後3時半、珠洲市三崎町粟津のみさき小グラウンド

 今季一番の強い寒気の影響で、石川県内は25日にかけて警報級の大雪となる恐れがある。24時間降雪量は平地でも最大で30㌢が予想され、金沢地方気象台は、地震で被災した家屋は雪の重みによる倒壊、能登の海岸では浸水に注意するよう呼び掛けた。

 県は23日夜、被災地の集中除雪のため、のと里山海道の柳田インターチェンジ(IC)―横田ICや国道249号七尾市深見町―穴水町川島、県道など8路線を通行止めにした。

 24日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で能登、加賀とも平地で30㌢、山地では能登50㌢、加賀70㌢。25日午後6時までの24時間は平地10~20㌢、山地は能登20~40㌢、加賀30~50㌢を見込む。

●北陸道、国道8号も通行止め、特急運休

 23日夜、北陸自動車道金沢森本IC―砺波IC間、国道8号津幡町舟橋―小矢部市桜町、国道304号金沢森本IC口交差点―富山県境も通行止めとなった。

 JR北陸線は24日、特急「サンダーバード」「しらさぎ」が始発から最終まで運休。金沢と福井を結ぶ特急「ダイナスター」は通常の2往復に加え、臨時で8往復運行する。

© 株式会社北國新聞社