8月8日は「県民笑いの日」 県議会・自民会派PTが条例素案公表

 県議会自民党会派の有志によるプロジェクトチーム(PT)は24日、全国初の制定を目指す「県笑いで健康づくり推進条例」(仮称)の素案を公表した。8月8日を「県民笑いの日」とし、県民に「1日1回は声を出して笑おう」と促す。2月6日まで県民の意見を募る。

 素案によると、条例は明るく健康的な県民生活の実現が目的で、「8(ハ)8(ハ)」の語呂合わせから8月8日を「県民笑いの日」に、同日の直前の日曜日から8日間を「県民笑いの推進週間」に設定する。

 県、事業者、県民の役割を明記。「健康や医療、福祉分野の団体や笑いに満ちた街づくりに取り組む人たちとの連携」(県)「笑いに満ちた職場環境の整備」(事業者)「1日1回は声を出して笑う」(県民)などとしている。

 山形大医学部の県民を対象としたコホート研究で、笑う頻度が高い人は死亡リスクが軽減され、心疾患の発症リスクも抑えられるとの研究結果がある。矢吹栄修、渋間佳寿美の両県議が代表を務めるPTが昨春から検討を重ねてきた。県議会2月定例会に提案し、今年中の施行を目指す。

 素案は自民県連のサイトで公開。県民の意見を2月6日まで郵送、ファクス、電子メールで受け付ける。問い合わせは同県連023(631)5237。

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