新湊の飲食店元気に 地域おこし隊の斉藤さん 地震で観光客減、イベントを

イベントを開催する斉藤さん=射水市のクロスベイ新湊

 射水市地域おこし協力隊のメンバーとしてにぎわい創出に取り組んでいる斉藤まゆ美さん(45)は26日から、新湊地区の飲食店を紹介するイベントを開催する。同地区は地震の影響で液状化や道路の亀裂などの被害があり、観光客が激減している。飲食店などへの予約もキャンセルが相次ぐ中、イベントを通じて、市内外の人に各飲食店のファンになってもらい、店舗に足を運んでもらうきっかけとする。

  ●大島分庁舎で26日に商品紹介

 イベントは「内川noいろんなmono market」として、26日に市役所大島分庁舎、2月2日に市役所本庁舎、10日にクロスベイ新湊で開催する。各日、8店舗以上の飲食店が弁当やお餅、海産加工品などの商品を並べる。

 斉藤さんは2021年に地域おこし協力隊の一員となり、「クロスベイ新湊」の管理・運営や創業サポート、新湊地区の活性化に関する事業を実施してきた。

 斉藤さんが能登半島地震の発生後、同地区の店主らと話していると、「地震前に比べ、大幅に来店客が減った」との声が聞かれたため、「新湊のお店は元気に営業している」ということを広く発信しようと企画した。

 斉藤さんは「新湊には魅力的なお店が多くある。一人でも多くの人に関心を持ってもらい、魅力が伝わるような活動にしていきたい」と述べた。

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