「気をつけて、詐欺に遭わないように」伍代夏子さんとSTU48メンバーが特殊詐欺被害防止を訴える 広島では23年の被害総額は約8億8000万円

広島県内でも特殊詐欺の被害が相次ぐ中、歌手の伍代夏子さんらが被害の防止を呼びかけました。

警察庁特別防犯支援官・伍代夏子さん
「気をつけてね、詐欺に遭わないように」

広島市を訪れたのは特殊詐欺の被害を防ぐ「ストップ・オレオレ詐欺47(SOS47)」として警察庁特別防犯支援官を務める、伍代夏子さんと、広島出身のSTU48石田千穂さん、峯吉愛梨沙さんです。3人は、トークイベントを開きました。

伍代さんらは「留守番電話設定など自宅電話の防犯対策が詐欺の被害を減らすことにつながる」などと訴えました。

▼あなたもできる特殊詐欺対策「鳴っている電話に出ないで」
●自宅電話の防犯対策
・非通知電話の着信拒否設定
・常時留守番電話設定
・防犯機能付き電話機の設定

広島県警によりますと23年の特殊詐欺被害は343件で被害額は8億7942万2000円と令和に入り過去最高額となっています。

広島県内では動画サイトの利用料金をだまし取る「架空料金請求詐欺」や医療費や保険料などの担保に必要な手続きを装い現金を操作させて口座への送金させる「還付金詐欺」を中心に特殊詐欺の被害が相次いでいるということです。

警察庁特別防犯支援官・伍代夏子さん
「ATMの利用限度額を引き下げることで、万一の被害を最小限度に抑えることもできる。具体的な対策を取ることで皆さん安心して過ごせるといいなと思います」

広島県警は「1人で決めて行動する前に必ず誰かに相談して被害に遭わないようにしてほしい」と呼びかけています。

© 株式会社中国放送