石川県輪島市で入浴支援へ 陸自八戸(青森県)などの派遣部隊が出発

入浴支援のため、石川県輪島市に出発する派遣部隊=28日午前、陸自八戸駐屯地

 能登半島地震被災地の石川県輪島市で入浴支援を実施する陸上自衛隊八戸駐屯地(青森県八戸市)などの派遣部隊が28日、同駐屯地を出発した。仙台市や金沢市の駐屯地を経由して31日に輪島市に入り、2月25日まで活動する予定。

 同駐屯地や陸自第9師団司令部広報室によると、派遣されたのは八戸駐屯地の第9後方支援連隊補給隊、第123地区警務隊八戸派遣隊、青森駐屯地の同連隊衛生隊の隊員計23人と、野外入浴セットなどを積んだ車両や救急車など5台。輪島市の道の駅「赤神(あかかみ)」で支援に当たる予定となっている。

 28日、八戸駐屯地には同駐屯地の隊員約200人が見送りに駆けつけ、出発する車両に旗を振ったり拍手して派遣隊員を激励した。

 第9後方支援連隊補給隊の杉山祐輔3等陸尉は取材に「何日もお風呂に入っていない方もいると思う。被災者の方が安心できる場所を提供したい」と話した。

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