つるし飾りでおもてなし 1日から日光で「きぬ姫まつり」 鬼怒川温泉女将が手作り

きぬ姫飾りを楽しむ観光客

 【日光】鬼怒川温泉街で2月1日から始まる「きぬ姫まつり」を前に、同温泉の女将(おかみ)たちが29日、手作りしたつるし飾り「きぬ姫飾り」を鬼怒川温泉大原の鬼怒川・川治温泉観光情報センターなどに飾り、準備を整えた。

 同温泉旅館協同組合女将の会の会員らが約1カ月かけて準備した。鬼怒川にちなんで絹を使い、たつ年に合わせてタツノオトシゴ84個を作り、つるし飾りに仕上げた。

 きぬ姫まつりは、鬼怒川・川治温泉独自のひな祭りを開催する狙いで始まり、今年で15回目。同センターや各旅館などでつるし飾りを3月31日まで飾り、観光客を出迎える。期間中は各宿泊施設で特別プランも用意しているという。

 同女将の会の八木澤美和(やぎさわみわ)会長は「寒い時期だが、地域の女性、女将の真心とおもてなしを届けたい。温かい温泉に入って心も体も癒やしてもらえればうれしい」と話した。

きぬ姫飾りを楽しむ観光客

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