キャセイ、深センにフェリーラウンジ

キャセイパシフィック航空はこのたび、香港国際空港に直結するスカイピアターミナル行きのフェリーが出航する、深センの蛇口クルーズセンターに「フェリーラウンジ」をオープンした。空港以外のラウンジは初めて。飛行機からフェリー(sea-to-air )へ乗り継ぐ利用者は、香港国際空港と、マカオ、広州、深センなど広東省の主要都市を内包する一大経済圏「グレーターベイエリア」との往来において、さらに充実した体験を楽しめる。

キャセイパシフィックの乗客なら香港国際空港の「スカイピア」から直接蛇口クルーズセンター行きのコードシェア便へ乗り継ぐことができる。また蛇口からはフェリーの乗船券およびキャセイパシフィックの搭乗券の受け取り、受託手荷物のスルーチェックインができ、世界各地へそのままフライトに搭乗することができる。現在、蛇口クルーズセンターと空港直結のスカイピアターミナルを結ぶフェリーは、1日11往復運航しており、所要時間は約30分。

今回新設したラウンジは、世界中で展開している同社の空港ラウンジと同様、ロンドンを拠点とするデザイン会社スタジオイルゼ(Studioilse)が手掛け、キャセイパシフィック・ラウンジの特徴的なデザインコンセプトを踏襲して温かみのある木目やグレーの石を基調とし、落ち着いた雰囲気となっている。遠方に香港を望む270度の眺望が自慢のテラスは、当ラウンジの特徴の一つで、美しい深センの港の景色が楽しめる。また、天井の高い広々としたフードホールでは、チャーシュー饅頭、中華風デザート、ペストリー、パニーニなど、豊富な選択肢と幅広いメニューをブッフェ形式で提供する。

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