菜畑遺跡の最新研究成果発表 2月4日、国史跡指定40周年で講演

4日に開く講演会のチラシ

 日本の稲作発祥の地とされる唐津市の菜畑遺跡の国史跡指定40周年を記念した講演会「菜畑人からのメッセージ」が4日、唐津市民交流プラザで開かれる。大学教授らを招いて最新の土器研究の成果を紹介する。

 講演会は2部制。前半はX線機器を使って土器を調べた熊本大文学部歴史学科の小畑弘己教授が「菜畑遺跡を科学する」と題して講演。後半は九州歴史資料館太宰府調査班長の宮地聡一郎さんが、出土した土器から研究課題を整理し、朝鮮半島からの渡来人の影響などを語る。冒頭には市教育委員会の文化財調査係長による調査成果の発表もある。

 菜畑遺跡の資料を展示する「末盧館」を運営する市文化事業団が主催する。入場無料、午後1時から同5時まで。(横田千晶)

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