LRTの旅、園児が満喫 開業後集団利用も増加 フォーカスLRT元年⑱

LRTに集団乗車し、愛嬌を振りまく園児たち=1日午前9時50分、芳賀町芳賀台

 次世代型路面電車(LRT)の開業から5カ月が過ぎ、LRTの集団利用が増えている。1日は宇都宮市道場宿町のあいせんの森保育園の年長児10人が園外活動のために乗車し、車内で愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 運行会社の宇都宮ライトレールによると、開業以降、同社に連絡があった集団利用は約120件、延べ約4800人に上る。保育園や小学校の遠足などのために使われている。

 同保育園は芳賀町のかしの森公園へ行くために利用した。車いすに乗った園児もいて、清原地区市民センター前停留場から乗車。車窓からの眺めを楽しんだり笑顔で手を振ったりした。約20分の列車旅の後、同公園で和気あいあいと遊んだ。

 難波(なんば)えまちゃん(6)は「みんなでLRTに乗って楽しかった。おうちの近くの店も見えたよ」と満面の笑みを浮かべた。

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