王将戦の記念品展示で興奮再び 大田原市役所、竜の縫いぐるみや封じ手など

市役所1階で始まった王将戦記念品の展示

 【大田原】市内で1月に将棋の第73期王将戦第1局が指されたことを受け、市は1日、市役所1階で、勝利した藤井聡太(ふじいそうた)王将(21)が「勝者の記念撮影」で使った竜の縫いぐるみや封じ手など王将戦の記念品の展示を始めた。

 王将戦は1日までに第3局まで指され、藤井王将が挑戦者の菅井竜也(すがいたつや)八段(31)に3連勝。タイトル防衛に王手をかけている。

 市役所での展示は、第1局会場のホテル花月(黒羽向町)で両棋士が揮毫(きごう)した1枚の色紙や封じ手の実物、藤井王将が那珂川河畔でイチゴのとちあいかを食べる写真など15点。市担当者は「品々を目にすると、市内で対局が行われたことを改めて実感できる」と話す。

 展示は29日までの午前8時半~午後5時15分(土日祝日は午後5時)。

 展示に合わせ、両棋士の揮毫がプリントされた記念扇子(1本3千円)計130本を市文化振興課、ホテル花月、道の駅那須(なすの)与一(よいち)の郷(南金丸)で販売している。(問)同課0287.23.3129。

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