オーストリアとの交流、作品で紹介 西那須野キッズハウスが手紙や写真展示

オーストリアの幼稚園との交流事業を紹介する作品展

 【那須塩原】東京五輪のホストタウン事業をきっかけに、約1年前からオーストリアの幼稚園と交流を続ける井口の幼保連携型認定こども園「国際医療福祉大西那須野キッズハウス」は、園内で交流の内容を保護者らに紹介する作品展を開いている。

 交流の相手はリンツ市のクロイッシュヴェステルン実習幼稚園。現在年中組の園児を中心に昨年2月から手紙のやりとりを始め、同5月にはオンラインでつないで互いの「母の日」を紹介。同11月にクリスマスカードを送ると、お礼に現地のクリスマスの過ごし方や幼稚園の様子を紹介する冊子が届いた。

 展示しているのはオーストリアから届いたイラスト入りの手紙や冊子のほか、オンライン交流会や東京パラリンピック水泳男子オーストリア代表のアンドレス・オネア選手が西那須野キッズハウスを訪問した際の写真など。丑越薫(うしこしかおる)園長(63)は「子どもたちは交流を通してオーストリアの子どもを身近な存在と感じることができた。多くの方の協力で生まれた縁を大切に育てたい」と話した。

 展示は2月2日まで。一般公開はしていない。

オーストリアの幼稚園との交流事業を紹介する作品展

© 株式会社下野新聞社