待ってた球春 富山県南砺市でバット生産ピーク

次々と製造される木製バット=ロンウッド

 プロ野球の各球団がキャンプインし球春が到来する中、木製バットの産地・富山県南砺市福光地域の工場でバット作りが最盛期を迎えている。1日も従業員が作業に励み工場内には機械でバットを削る音が響いた。

 プロ選手らのバットも手がけるロンウッド(同市法林寺)では、従業員14人が原木を機械で削ったり塗装を施したりした。1日に約300本を生産し、プロ野球12球団や社会人、大学生、高校生などに供給している。波多陽祐代表(45)は「自分たちが作ったバットで選手がいい成績を残してほしい」と話した。

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