内灘の「ロッジ旅籠屋」閉店 地震で損壊、再建断念

地震の影響で閉店したファミリーロッジ旅籠屋金沢内灘店=内灘町千鳥台4丁目

 内灘町千鳥台4丁目の宿泊施設「ファミリーロッジ旅籠屋金沢内灘店」が地震の被害を受け閉店したことが分かった。施設が傾き、窓ガラスやドアが開かなくなり、再建を断念した。

 閉店は1月26日付。旅籠屋(東京)によると、建物の損壊で宿泊予約を停止し、その後の調査で、建物の修繕が難しく、建て直しもできないと判断した。

 店は2007年にオープンし、12部屋を備える。米国のモーテルを手本にした素泊まりの宿泊施設で、北陸は小矢部市と黒部市にもある。吉井慎也社長は「施設で被災者を受け入れたかったが、かなわず残念だ。ファンも多かっただけに申し訳ない」と話した。

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