被災店舗集まり「屋台村」 七尾・パトリア

すしなどが販売された能登屋台村=七尾市のパトリア

 JR七尾駅前の商業施設パトリアで2日、被災した能登の店舗が集まるイベント「能登屋台村」が始まり、訪れた人がすしやカレー、おでんなどを楽しみ、復興への思いを新たにした。

 イベント会社「ナナイベ」(七尾市)が、地震で営業できなくなった飲食店を応援するために企画した。初日は10店舗が、ブリのすしや焼き魚、唐揚げなどを販売した。

 4日までの予定だが、常設も検討している。店舗が全壊した居酒屋「ゆうちゃん」(穴水町)の神野裕店主(47)は「営業が再開できるまで、この場所で頑張りたい」と話した。

  ●4日、3階に「広場」

 能登の魅力発信を進める女性団体・のとルネ実行委員会は4日、パトリア3階に子どもが遊べるスペース「みんなの遊び場」を開設する。4、5日に能登の風景や思いを自由に描くオープニングイベントを開く。

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