可動式ブリッジで鼻にフィット、レトロな丸眼鏡 福井県鯖江市の「オプト・デュオ」が開発、応援購入募る

オプト・デュオが開発したブリッジが可動する丸眼鏡

 眼鏡企画卸販売のオプト・デュオ(本社福井県鯖江市北中町、山岸誉社長)は、左右のレンズをつなぐブリッジを動くようにし、鼻パッドがなくてもずれない丸眼鏡を開発した。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」に参画する「マクアケ」で応援購入できる。

 同社はブリッジを直接鼻筋に掛ける「イチヤマ」と呼ばれる構造を主に製造してきたが、鼻筋の形によってはずれ落ちる場合も。山岸社長は「イチヤマ眼鏡を断念していた人に掛けてほしい」と開発。ブリッジを可動式とすることで、フィットしやすく、ずれにくくした。

 フレームには昭和初期に開発されたニッケルやクロムなどの合金、サンプラチナを使用。チタンが登場するまで使われた往年の高級素材で、丸いレンズと合わせレトロな雰囲気が楽しめる。商品名は「MAL ふりこ式イチヤマ」で、テンプルの形状の違いなどにより4種類ある。CFでの購入は2月28日まで。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は2億円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年9月末時点)。

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