将棋めし、県産食材で熱戦サポート 富山県魚津市で棋王戦第1局

藤井棋王が選んだスパイシーカレー

 棋王戦5番勝負第1局では、両対局者の「将棋めし」も注目された。県産の食材をふんだんに使った和洋食3種類の中から、藤井棋王は魚津産ベニズワイガニをぜいたくにのせたスパイシーカレー、伊藤七段はバイ飯や氷見牛のローストなどが楽しめる松花堂弁当を選んだ。

 前夜祭の会場となったホテルグランミラージュ(魚津市吉島)が用意した。カレーには地野菜のピクルスを付け、松花堂弁当はシロエビの昆布締め、加積りんごのパウンドケーキなども入れた。楞谷(かどたに)貴志総料理長は「若い2人の大熱戦を食でサポートできていればいい」と話した。

 午前と午後2回のおやつの候補には和菓子6品、洋菓子7品がラインアップ。午前は藤井棋王が大崎丸善(同)のいちご大福、伊藤七段が同ホテルの「加積りんごのタルトタタン」。午後は伊藤七段がいちご大福を選び、藤井棋王は加積りんごの果汁100%ジュースなど飲み物のみを注文した。

 藤井棋王が選んだカレーは春ごろから同ホテルのレストランで提供する見込みという。

伊藤七段が選んだ松花堂弁当
藤井棋王が午前のおやつに選んだいちご大福
伊藤七段が午前のおやつに選んだ加積りんごのタルトタタン
藤井棋王が午後のおやつに選んだ加積りんごジュースとアイスティー
伊藤七段が午後のおやつに選んだいちご大福

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