第96回選抜高校野球大会(センバツ、3月18日から13日間・甲子園球場=兵庫県西宮市)に出場する八戸学院光星野球部が8日、青森市の東奥日報社を訪れ、「全国制覇を目指す」と意気込みを語った。
同校のセンバツ出場は5年ぶり11度目(春夏通じて通算23度目)。昨年秋の東北大会決勝では青森山田に0-3で敗れたものの、選抜の選考委員会から主戦洗平比呂(ひろ)、岡本琉奨(るい)、森田智晴(ちはる)の左腕3選手を中心とした投手力が高い評価を受け、青森山田とともに2016年以来の県勢2校出場が決まった。
この日は中村良寛校長、仲井宗基監督、小坂貫志部長と選手20人が、本社の菊地幹編集局長らと懇談した。仲井監督はセンバツから反発力を抑えた飛距離が出にくい新基準バットに完全移行することに触れ、「秋はあまり打てなかった。本校の看板である打の部分は意識して練習してきた」と強調。「青森山田高校と一緒に、何とか明るい話題を届けられるように頑張ってきたい」と抱負を語った。
昨夏の甲子園を経験した主将砂子田陽士は「秋の負けから、春に見返してやるという気持ちで練習してきた。明るくはつらつとしたプレーで、全国制覇を目指して全員で戦ってくる」、洗平も「勝利につながるピッチングがしたい」と力を込めた。
一行はこの日、県庁も訪れ、宮下宗一郎知事らに健闘を誓った。