手作りの減塩みそを仕込む料理教室が3日、京都府舞鶴市余部下の中総合会館であった。市内の料理研究家が、独自に編み出した味を手ほどきした。
料理サークル「あすなろクッキングクラブ」が主催し、15人が参加。料理研究家の谷口久美子さん(同市七日市)が講師を務め、塩分を抑えるオリジナルのレシピを教えた。
参加者はおけに入れたこうじに塩をまんべんなくまぶした後、圧力鍋で炊いてからミンチ状にした大豆を投入。谷口さんから「耳たぶの固さになるように」とのアドバイスを受け、具材を混ぜ合わせた。ソフトボールのような形に丸め、内部の空気を抜くために保存容器の中に投げつけるように入れた。8カ月間寝かせるとみそが完成する。
長井洋さん(78)は「みそを作るのは初めてで、手間のかかるのが分かった。孫娘にうまいみそ汁を食べさせてやりたい」と出来上がりを心待ちにしていた。