地元食材使ってます「めっちゃおいしい」子どもたちが笑顔浮かべた「あやべ茶チキン」とは

綾部市産の煎茶を使った「あやべ茶チキン」を食べる児童((綾部市有岡町・吉美小)

 京都府綾部市産の農産物を調理した給食「あやべ丸ごといただきます あじわいランチの日」がこのほど、市内の16小中学校で一斉にあった。児童、生徒計2090人が煎茶を下味にした衣で揚げた「あやべ茶チキン」を味わった。

 同市では豊里地区を中心に煎茶が栽培されており、茶葉約2.5キロが使用された。

 吉美小(綾部市有岡町)では上林地区で生産される鶏肉も具材に使われ、児童136人が食べた。5年の児童(11)は「口の中でお茶の風味が広がった。苦くないし、めっちゃおいしかった」と笑顔で完食した。

 ランチの日は給食を通して子どもたちに地域の特産品に関心を持ってもらうため、市と市教育委員会が年5回程度実施している。

© 株式会社京都新聞社