世界に挑戦「勝ち上がる」 バスケ男子・ワイヴァンズU15が韓国に遠征

韓国遠征に向け、攻守の連係を確認するパスラボ山形ワイヴァンズのユースチームの選手たち=山辺町民総合体育館

 バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)のパスラボ山形ワイヴァンズのユースチームU15男子が16~18日に韓国で開かれる「アジアバスケットボールクラブトーナメント」に初出場する。国際舞台での戦いに選手たちは「力を出し、勝ち上がっていく」と士気を高めている。

 U15は男女のチームがあり、例年トライアウトで選手を選抜している。遠征には中学3年生主体で臨み、有志12人が参加する。

 速い展開の攻撃が持ち味。ドライブや外角シュートが武器の河北中3年の小玉皇成主将(15)がチームの支柱。得点源は鶴岡三中3年の佐藤大征選手(15)で、守りでは1対1を得意とする蔵王一中3年の阿部凜穏(りおん)選手(15)の存在が光る。

 大会関係者からの紹介がきっかけで出場が決まった。アジアを中心に十数カ国のチームが競う。桜井駿ヘッドコーチ(32)は「速いパス回しや3点シュートなど自分たちのやってきたことがどれだけ通用するか試したい」、小玉主将は「緊張もあるが、世界相手の試合を楽しみたい」と話す。

 遠征に向け、選手たちは昨年12月、山形市総合スポーツセンターで行われたB2第14節の山形―新潟戦の試合前に会場で募金を呼びかけており、全額を遠征活動費に充てる。

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