京都府久御山町の信貴町長ら減給の方針 職員が金銭着服やわいせつ事案「住民の信頼損ねる事態」

久御山町役場

 京都府久御山町教育委員会の元職員が町スポーツ協会の口座から金銭を着服したとされる問題を受け、町は13日、信貴康孝町長らを減給10分1(1カ月)とする方針を明らかにした。

 町教委によると、元職員は2019年度~23年度に同協会の口座から計約310万円を私的流用したことを認め、全額返済した。22年に女子中学生に対するわいせつ事案も起こし、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で有罪となり、昨年11月に懲戒免職となった。

 今回は、信貴町長のほか中村繁男副町長、内田智子教育長の4月分を減給する。3月開会の町議会3月会議に関連の条例制定案を提案する。

 信貴町長は「住民の信頼を損ねる事態と重く受けとめ、組織管理や職員指導の観点から判断した」と説明した。

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