小学校に天神祭の奉納菓子寄贈 大田原の威徳院

奉納された菓子を受け取った児童と青龍寺住職(右)

 大田原市湯津上の威徳院は13日、同寺天神祭で奉納された菓子を湯津上小の全校児童に贈った。本来は「菓子まき」を行うのが恒例だが、感染対策のため中止している。

 同校を訪れた青龍寺弘範(しょうりゅうじこうはん)住職(60)は「厄を菓子になぞらえて奉納し、加持祈祷(きとう)で善果(ぜんか)に変える」と菓子まきの意味を説明した。

 児童から「大切に取っておく」という声が挙がると、「すぐに食べて」と苦笑いする一幕も。“善は急げ”だ。

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