日本最大級「パンのフェス」アワード上位10位に那須「パン香房ベル・フルール」 中間結果公表

パンのフェスが開催される横浜赤レンガ倉庫

 全国のパン店が手がけた新作パンの人気を競う「パンのフェスアワード2023」の中間結果が18日までに発表され、トップ10圏内の作品と店舗が公表された。栃木県からは、「パン香房ベル・フルール」(那須町湯本)の「海を跨(また)いだオレンジ物語~ブラバン~(ブラッディーオレンジ&河内晩柑)」がランクインした。

 トップ10圏内での具体的な順位は公表されていない。ベル・フルールの他には、前回覇者の「パン工房ぐるぐる」(茨城県)が出展した「ぱくぱく干し芋シュトレン」なども中間の上位10位作品に選ばれた。

 ベル・フルールは同アワード2021で、イチゴや牛乳など県産品をふんだんに使った「小さな契約」がグランプリに次ぐゴールドに輝いた。今回エントリーした「海を跨いだオレンジ物語~ブラバン~(ブラッディーオレンジ&河内晩柑)」は、高級ブラッドオレンジと「河内晩柑」のコンポートやピールを、バケットで合わせた一品。ブラッドオレンジのすっきり感と豊かな風味、河内晩柑のさっぱりした甘みを楽しめるという。

 4回目となる同アワードは、日本最大級のパンイベント「パンのフェス」の関連イベント。パンのフェス公式サイトでは2月29日まで、事前投票を受け付けている。3月1~3日の開催当日は、横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)の会場で投票を受け付ける。最終日、グランプリ1店、ゴールド2店、シルバー3店、ブロンズ5店、特別賞の「ぱんてな賞」1店を発表する。

 パンのフェス公式サイトによると、今年も全国から多くのパン店が出店するほか、フェスのグッズが買える「出張所」も設けられる。栃木県からはほかに、人気ベーカリー「THE  STANDARD  BAKERS(ザ・スタンダード・ベイカーズ)」(本店・宇都宮市大谷町)や「金谷ホテルベーカリー」(日光市土沢)、「ベーカリーペニーレイン」(那須町湯本)が出店する。

パン香房ベル・フルールの「海を跨いだオレンジ物語~ブラバン~(ブラッディーオレンジ&河内晩柑)」
パン工房ぐるぐる「ぱくぱく干し芋シュトレン」

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