被害住宅7万戸超 断水2万3700戸 能登半島地震

地震で倒壊した家屋=1月31日、輪島市河井町

 石川県は19日、能登半島地震による県内の住宅被害が16日の前回公表時から2945戸増えて7万2844戸となり、7万戸を超えたと発表した。

 市町別では七尾市1万4112戸、珠洲市1万3549戸、輪島市9799戸、志賀町5875戸、能登町5315戸、金沢市4652戸、穴水町4340戸などとなっている。

 死者数は241人で16日から変わっていない。内訳は珠洲市103人、輪島市102人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。県は遺族の同意が取れた2人の氏名などを新たに公表した。公表の累計は139人。負傷者は1426人となっている。

 断水は七尾市で1700戸が解消するなどし、残る世帯は7市町で計2万3700戸となった。12市町249カ所に開設した1次避難所には6402人が身を寄せた。1.5次避難所には134人、旅館やホテルなどの2次避難所には5118人が入った。

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