食品や日用品をフードバンク団体へ 子育て支援 諫早市が寄贈

大久保市長から寄贈品の目録を受け取る上野理事長(右)=諫早市役所

 フードロスや二酸化炭素(CO2)排出を削減し子育て支援につなげようと、諫早市は15日、市職員を対象に家庭で余った食品を困窮者に寄付する「フードドライブ」を初めて実施し、集めた食品などを市内のフードバンク団体へ寄贈した。
 6日から3日間で、米39キロと、缶詰やレトルトなどの食品351点、文房具や洗剤などの日用品が約150人から寄せられた。
 市役所であった贈呈式で、大久保潔重市長が「今後も定期的に民間と連携しながら支援を続けていきたい」とあいさつ。子育て支援に取り組むフードバンク団体「つなぐBANKいさはや」を運営するNPO法人シームレスの上野辰一郎理事長に目録を手渡した。
 上野理事長は「支援の輪を広げ、受け取ることができる世帯を増やしていきたい」と礼を述べた。寄せられた食品などは市を通じて生活に困窮するひとり親世帯に配布する。
 市は今後も偶数月にフードドライブ活動を実施する。

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