メッツ、オーウェン・パレットらをゲストに迎えた新作『アップ・オン・グラヴィティ・ヒル』を発表

カナダ・トロントのハードコア / ノイズ・ロック・バンド、メッツ(METZ)がニュー・アルバム『アップ・オン・グラヴィティ・ヒル』を4月12日(金)に発表します。ゲストにオーウェン・パレットとアンバー・ウェバー(ブラック・マウンテン)を迎え、エムドゥ・モクター、バトルズなどを手がけてきたセス・マンチェスターがエンジニアを務めたこのアルバムから、「99」と「Entwined(Street Light Buzz)」の2曲が公開されています。

メッツは、かつては歓喜に満ちた怒りの歌で鼓膜を吹き飛ばすことで知られていましたが、最近のアルバムでは、獰猛さをアトモスフェリックに変える方法を模索しはじめています。こうした彼らのサウンドの進化は、バンド自身の成熟だけでなく、理解し生き残るためにニュアンス(微妙な差異)と思いやりを要求する世界の変化も反映してきました。『アップ・オン・グラヴィティ・ヒル』でもそれは顕著で、バンドはロックの生々しいパワーをもっとも繊細で複雑な結末へと導き続けています。

メッツのフロントマン、アレックス・エドキンスは「この2曲は、スタイル的にもテーマ的にもこれ以上ないほど似ていない。〈Entwined(Street Light Buzz)〉は、人間が互いに育むことのできる深いつながりと、死後も永遠に人を持ち続けることについて歌った曲。〈99〉は、現代社会にはびこる企業の貪欲さと利益思考の惨劇について描いています。お金を出せば何でも、若い世代にメッセージが送られるのです」と公開された楽曲にコメントを寄せています。

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