富来の仮設住宅完成 トレーラーハウス20戸

石川県が整備した仮設住宅=20日午前10時、志賀町富来領家町

 能登半島地震に伴い、石川県が志賀町富来領家町の旧JA志賀富来支店駐車場で整備していた木造平屋建てのトレーラーハウス型仮設住宅20戸が20日午後、完成する。志賀町内では初めての仮設住宅となり、検査を経て町に引き渡す。町は27日までに入居者を決定する。

 トレーラーハウスは高さ4メートル、幅11メートル、奥行き3.4メートルの1LDK。洋室やキッチン、浴室、トイレを備え、1戸当たり4~6人が生活できる。

 志賀町内では県立富来健民ホッケー競技場と富来湾漁協倉庫跡地でも仮設住宅の建設が進められており、今月末にも計97戸が完成する見込み。

 入居申請は227戸分の申し込みがあり、町は希望者全員が入居できるよう他地区での建設に向けて県と調整している。

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