被災者にハンドケア 田鶴浜高生

ハンドケアを実施する生徒=田鶴浜高

 震災の経験を介護の学びに生かそうと、田鶴浜高健康福祉科の2年生21人は20日、校舎内の避難所で被災者と交流した。授業で習ったハンドケアなどを実践し、介護職のやりがいを実感した。

 生徒は避難者の手をさすったり、もんだりしながら避難所生活の悩みなどを聞き取り、避難所の統括役を務める水野美樹さん(60)から説明を受けた。中本来薫(こゆき)さん(17)は「ハンドケアで喜んでもらえてうれしかった。介護の重要性を感じ、もっと勉強を頑張ろうと思った」と笑顔を見せた。

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