冬季国スポ、きょう開幕 10年ぶりの本県開催、アルペンコースがさらに短縮

 本県を舞台にした第78回国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会スキー競技会「やまがた雪未来国スポ」は21日、山形市のやまぎん県民ホールで開始式を行い開幕する。本県での大会開催は2014年の「やまがた樹氷国体」以来、10年ぶり7度目。競技は22~24日に行われる。暖冬少雪の影響で、最上町の赤倉温泉スキー場で行われるアルペン大回転は20日、コース全長を約300メートルに短縮して行われることが決まった。

 今大会の選手・役員は47都道府県の約1700人。アルペン大回転は当初はコース全長1051.50メートルを予定していたが、大幅に短縮する事態となった。山形市のアリオンテック蔵王シャンツェが会場のジャンプと複合前半飛躍、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場で行う距離と複合後半距離は、予定通りに実施する。

 開始式は21日午後2時から歓迎アトラクションが始まり、県民の歌「最上川」や花笠踊りなどが披露される。続いて各都道府県の旗手が入場行進。本県選手団は最後に登場し、旗手は距離成年女子Aの須賀愛依(日体大・新庄北高出)が務める。選手宣誓は同Bの青木富美子(真室川レーシングチーム)が行う。

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