陸奥湾ホタテふんだん「貝焼きみそ」、チンして手軽に 成邦商事(青森市)が発売

陸奥湾産ベビーホタテをふんだんに使った「ほたて貝焼きみそ」

 青森市の水産加工会社・成邦商事(笹原真代表取締役社長)は20日、陸奥湾産ベビーホタテをふんだんに使った冷凍食品「ほたて貝焼きみそ」を発売した。同日、宮下宗一郎知事を表敬し、完成を報告した。

 同社は電子レンジで加熱できる商品の開発に取り組もうと、2021年に青森銀行とコンサルティング契約を結び、デザインや販売に関する専門家の派遣などの支援を受けながら完成にこぎ着けた。昨年、県外の大手量販店で行われた「青森県フェア」で試食販売したところ来場者に好評で、パッケージをリニューアルし、県内発売することになった。

 貝焼きみそはベビーホタテ6個とカットしたベビーホタテを混ぜ込み、津軽みそと煮干しで味付けした。希望小売価格(税込み)は648円。青森市のあおもり旬味館新青森駅店、県観光物産館アスパムの県漁連直売店、道の駅各店などで扱っている。

 青銀の長内琢己執行役員本店営業部長らと県庁を訪問した笹原社長は「青森を代表する郷土料理を通じて青森の食文化、青森ホタテのおいしさを全国に広めていきたい」と話した。

© 株式会社東奥日報社