青森県立高全日制、過去最低0.94倍 全国募集に6人出願

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 青森県教育委員会は20日、2024年度県立高校入試の出願状況を発表し、全日制の出願倍率は3年連続1倍を割る0.94倍となった。前年度を0.01ポイント下回り、現行の入試制度になった15年度以降、過去最低になった。定時制は0.67倍(前年度比0.01ポイント減)だった。全国から生徒を受け入れる全国募集導入校には6人が出願した。

 全日制は入試での募集人員7137人に対し、6733人が出願した。全日制43校93学科のうち1倍を割ったのは半数以上の31校62学科だった。県教委は倍率低下の要因として、生徒数の減少が大きな要因としたほか「定時制・通信制課程、私立高などさまざまな進路情報を基に中学生が希望した結果」と分析した。

 出願倍率が高い高校・学科は黒石看護科1.30倍、弘前実業家庭科学科1.28倍、弘前普通科1.18倍、青森普通科と八戸西普通科がともに1.17倍。

 一方、低い順では浪岡普通科0.33倍、柏木農業環境工学科と名久井農業環境システム科がともに0.34倍、野辺地普通科0.41倍など。

 定時制は募集人員480人に対し、322人が出願し、出願倍率は0.67倍だった。北斗普通科(午後部)が1.23倍と最も高かった。

 県立高校入試は3月5日。13日に追試験を行い、15日に合格発表する。

 特別支援学校は297人の募集に対し、中学校から103人、特別支援学校中学部から97人の計200人が出願した。

 全国募集は5校(鯵ケ沢、柏木農、大間、三戸、名久井農)が導入しているが、県教委は出願生徒数の内訳を公表しなかった。

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