【早出し】冬の精鋭、栄光夢見て 「やまがた雪未来国スポ」開幕

やまがた雪未来国スポ開始式で、山形県旗をYAMAGATAドリームキッズに手渡す、本県選手団旗手の須賀愛依選手(日体大・新庄北高出、右)=山形市・やまぎん県民ホール

 「一瞬の風になり 叶えよ君の夢」をスローガンに本県を舞台とする第78回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会「やまがた雪未来国スポ」が21日開幕し、山形市のやまぎん県民ホールで開始式が行われた。24日までアルペン大回転、ジャンプ、複合、距離の各競技が繰り広げられる。

 開始式は本県選手団を含む選手や役員、一般観覧者ら総勢約1800人が参加した。北海道から順番に47都道府県の旗手が入場。最後に本県の須賀愛依選手(日体大・新庄北高出、距離成年女子A)が登場し、壇上で県スポーツタレント発掘事業「YAMAGATAドリームキッズ」の子どもたちに県旗を託した。

 吉村美栄子知事が「郷土の栄えある代表として練習の成果を発揮し、熱戦を繰り広げてほしい」と激励し、開始を宣言した。遠藤利明日本スポーツ協会長(衆院県1区)、室伏広治スポーツ庁長官、勝木紀明全日本スキー連盟会長があいさつした。選手を代表して本県の青木富美子選手(真室川レーシングチーム、距離成年女子B)が力強く宣誓した。

 国民体育大会は今年から国民スポーツ大会に改称され、スキー競技会は1月に北海道苫小牧市で開かれたスケート、アイスホッケー協議会に続いて実施。スキー競技会の本県開催は2014年に開かれた「やまがた樹氷国体」以来10年ぶり7度目となる。アルペンは最上町、ジャンプ、複合前半飛躍は山形市、距離と複合後半距離は上山市が会場となる。

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