サンデー(青森県八戸市)7%賃上げ 初任給も引き上げ

 イオングループのホームセンター・サンデー(青森県八戸市、川村暢朗社長)は21日、今年4月から全ての正社員とパートタイム従業員を対象に平均7%の賃上げを行うことで労使合意したと発表した。今春から正社員新卒初任給も1万7500~1万500円引き上げる。

 昨年4月にも正社員6.2%、パートタイム従業員7%と同社として過去最大の割合で賃上げを実施。これに先立つ労使交渉では、異例の早さとなる同2月に満額回答して妥結している。今回は正社員が昨年を超える賃上げ幅で、さらに昨年同様の早期妥結となった。労使合意は20日。

 賃上げにより、平均で正社員は月給で1万7342円、パートタイム従業員は時給で65.4円アップする。ベースアップ(ベア)や定期昇給などで対応する。

 正社員新卒初任給は、高校卒が17万9500円から19万円に、短期大学・専門学校卒が18万9500円から20万円に、大学卒は21万4500円から23万2千円に改定する。

 同社によると、今年1月末時点の正社員数は769人、パートタイム従業員数は1175人。東北各地のホームセンターなど115店舗や本社に勤務している。

 同社は今回の措置について「従業員の継続的な経済支援に加えて、当社の成長を支える優秀な人材の育成に向けた『人的資本投資』を最大の目的としている」と説明している。

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