アカバナマンサク駆け足満開 例年より1カ月近く早く/青森

早くも満開を迎えたアカバナマンサクの木

 厳冬期ながら、最高気温10度超えの日が相次いだ異例の暖冬を受け、青森市岡造道ではアカバナマンサクの花が21日、早くも満開を迎えた。

 アカバナマンサクの木は約30年前、同市浪打の髙橋昇さん(72)が、趣味の盆栽を育てている土地に植えた。高さは2メートル30センチほどで、現在は木一面に濃い赤の花が咲きそろっている。

 髙橋さんによると、例年は2月中旬から花をつけ始め、3月中旬に満開を迎えるが、今年は1カ月近く早い1月下旬に咲き始めた。同じ土地には通常の黄色い花をつけるマンサクの木があり、こちらも既に満開という。

 一緒に育てる梅もつぼみが色づき始め、「これまでは暖冬の年でもここまで花が早かった年はない」と髙橋さん。「園芸関係の知り合いに相談し、木に悪い影響が出ないよう工夫したい」と話した。

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