ECB総裁、第4四半期賃金データは勇気づけられるが十分でない

[ゲント(ベルギー) 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、第4・四半期の賃金上昇が比較的緩やかだったことには勇気づけられるとしながらも、インフレ退治を確信するには不十分との認識を示した。

ラガルド総裁は記者会見で「第4・四半期の賃金データは明らかに心強い内容だ」としたが「理事会は、われわれが観察しているディスインフレ・プロセスが持続可能で、2%目標に到達することをより確信する必要がある」と述べた。

5月に発表される第1・四半期の交渉後の賃金データはECBにとり特に重要だと指摘した。

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