【インドネシア】パナホーム、モデルハウスを2棟オープン[建設]

パナホーム・デルタマス・インドネシアがスマートタウン「SAVASA(サバサ)」で販売している住宅。左端が「SAZANKA」のモデルハウス(同社提供)

パナソニックホームズなどが出資するインドネシアの合弁会社パナホーム・デルタマス・インドネシアは、西ジャワ州ブカシ県の総合都市「デルタマス・シティ」で開発を進めるスマートタウン「SAVASA(サバサ)」の2番目のクラスターで、新たにモデルハウス2棟をオープンした。2025年末までに同クラスター内で2つのモデルの一戸建て住宅を合計163戸販売する。

2番目のクラスター「NIWA(庭)」では、一戸建て住宅「YAMABUKI(山吹)」「SAZANKA(山茶花)」の2モデルを販売する。

YAMABUKIは2ベッドルームで、敷地面積は60~100平方メートル、建物面積は61平方メートル。57戸を販売する予定。販売価格は14億1,000万ルピア(約1,360万円)からに設定した。政府の税制優遇の適用期間中は11億3,000万ルピアとなる。

SAZANKAは3ベッドルームで、敷地面積は84~132平方メートル、建物面積は80平方メートル。106戸を販売する予定。販売価格は18億9,000万ルピアからで、政府の税制優遇の適用により17億ルピアとなる。

SAVASAは18年に販売を開始。最初のクラスター「ASA(朝)」では全183戸の建築が完了してほぼ完売しており、順次引き渡しが進んでいる。SAVASAは将来的には合計で約2,500戸を建設、約1万人の街になる計画。

NIWAクラスターは全321戸。YAMABUKIとSAZANKAのほか、「HANAMIZUKI(花水木)」モデルも販売している。敷地面積が104~112平方メートルで、建物面積は115平方メートル。政府の税優遇適用前の価格は26億9,000万ルピアから。

パナホーム・デルタマス・インドネシアには、パナソニック・ホームズ・ゴーベル・インドネシアが51%、地場不動産開発大手シナールマス・ランドと双日が出資するプラデルタ・レスタリが残り49%を出資する。

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